ニュースで今日(正確には昨日だが)のヤクルト中日戦の結果を放送していた。アナウンサーが「果たして今日の中日は勝って優勝できたのか?!」などといっていたが、優勝した日は必ず、番組の冒頭で優勝決定シーンか、喜ぶ監督やナインの表情が映るので、アナウンサーが前記のようなことを言った時点で、優勝していなかったことが判明する。
この矛盾は面白いように各局が同じように放送する。誰も指摘しないし、指摘しても変わらないだろうが、世の中にはこの手のことが意外にあるのかと思うが、実はさほど思いつかない。疑問が結果を断定するというのは、そもそも文脈に不正確さがある。
疑問は疑問であり、それ自体は結果を表現する物ではないからだ。
多分ロボットが開発され、思考に近いことができるようになったとき、人間とロボットを分ける能力の一つにもなるように思える。
ふとテレビを見て考えた次第。