この曲は、別にコールマン・ホーキンスの曲ではなく、黒人霊歌だ。ヨシュアがエリコを陥落させたときの聖書の記述が元になっていている。黒人霊歌なので、色んな人が歌ってるし、ジャズとしても有名で、僕はこのコールマン・ホーキンスのCDが好きなのだ。
実は最初にこの曲を知ったのは、バーバラ・ヘンドリクスの『黒人霊歌集』で、それが大好きだったのだ。マヘリア・ジャクソンのようなスピリツアル歌いではない、クラシックのソプラノ歌手が歌った黒人霊歌としては、とても質が高く、レコードがCDになっても比較的早いうちに購入した。『時には母のない子のように』とか『深い川』とか有名な歌も入っていてお勧め。
ジェシー・ノーマンも霊歌集を出しているけど、『ジェリコの戦い』は入っていない。
その後しばらくして、コールマン・ホーキンスのサックスを知ったのだが、これがとっても良かった!ヴィレッジゲイトとか言うところのライブだが、ゆったりした気分で楽しめる。
黒人霊歌というと、宗教的なものもあるのかな~等と、拙い知識で思ってもみるのだが、そもそも個人的には、聖書は楽しい読み物なのだが、このエリコの戦いは、ヨシュア記にある。聖書って、ある意味戦いの歴史だよな等とも思う。
ところで、プレスリーのをYouTubeで見つけて聴いてみたけど、別の曲みたいだった(いぇいぇいぇい!)。