由比敬介のブログ
傘

 昨日夜、雨に降られた。家を出るときに稲光が空を染めていやな予感はしていた。音のしない雷というのも不気味なものだ。でもまあ、北関東ではないので大丈夫だろうと高をくくっていたが、食事をして店を出たら降っていた。傘を持ってくれば良かったと少し後悔した。
 時刻は11時。傘を売っているようなお店もほとんど閉まっていて、後はコンビニしかない。コンビニまでは濡れたがどうにか傘を購入できた。399円のビニール傘だが、普通の傘は1900円前後した。どうも価格の差がありすぎだ。
 最近傘は安い。500円出せばボタン式のプッシュ傘が買える。昔であればビニール傘だったが、今は十分に普通のいい傘だ。コンビニの399円と比較すると、100円の差ではないだろうと思う。
 そういえば100円ショップでも傘は売っているのだろうが、どんな傘だか記憶にはない。
 以前に中国からの傘の輸入ビジネスについて話を聞いたことがあった。やはり単価はかなり安いようだ。
 ブランドの傘などをデパートで買おうとすると、最低でも3000円から5000円、1万円以上の傘もざらだ。個人的には傘など別に何でもいいだろうという、ある意味男らしい感覚で選ぶので、3000円の傘などもってのほかだ。
 だからといってビニール傘はどうも好きになれない。とても使い捨て感覚だからだ。
 ちなみに、私は2度ほどコンビニで傘をとられたことがあり、それ以降、外に傘を置くのをあまりやらない。店内が濡れて申し訳ないとも思うが、とられた傘に保証はないので、外には置かない。コンビニに限らずそういう店はまだ多いが、可能な限りビニールの傘袋をおいてくれるとありがたいと思う。
 ただしこの点は、コンビニなどのレジ袋と同じで、環境問題などを声高に論じるとすれば、それも無駄なのかも知れないが、なんかそのあたりもリサイクルできるシステムってできないものだろうか?
 SFなどでよく、物質をエネルギーに全転換して推進する宇宙船の話などがあるが、エネルギーにしたり、原子核レベルで再構成して、新たな物質に変換したりなどという技術が発明されないだろうか?石油からいくらを作るなど、近いことができるのであれば、せめて傘袋やレジ袋から、新たに同じ製品をリサイクルする技術など、何となくできそうな気もするのだが。
 何はともあれ夏場は夕立の季節。気になれば傘を持ち歩け、ということかも知れない。

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