打ち出の小槌はご存じの通り、一寸法師の背を伸ばしてくれた魔法の小槌です。
降れば望みが叶う素敵なツールです。
辞典を見ると、いいおじいさんが土産の小槌で「米、倉」といって米と倉を出したのを欲張りなじいさんが、同じ願いを早口で言ったところ、「小盲」がたくさん出てきたという物語を載せていましたが、放送コードにかかりそうなだじゃれです。
何でこのページが「うちでのこづち」なのかというのは私にもちょっと疑問です。もちろん開運の願いもありますが、ブログが開運の手助けをしてくれるとも思えません。取り敢えず身長も今の状態で不満はありません。
元々文章を書くのが好きなのか嫌いなのか、自分でもよく分かりません。そもそもは、小学校の頃を考えると、読書も文章書きも好きだったとは到底言えません。ことに読書感想文など、何で世の中にこんな物があるのだろうと思っていました。
今でも読書感想文は、「面白かった」で十分だと思っています。主人公がどう考えようが、その作品から何を得ようが、小説やエッセイを書くのと違って、人様に公言すべき根拠があるとも思えません。もちろん、言いたい人は言えばいいですが、全ての子供にそれをさせるのはどうかと思います。
食事の好き嫌いも大人になると大分変わります。読書嫌いの子供も、大人になれば本を読むようになります。読解力だって、個人差があるので無理して読むことはないように思えます。
高校生の頃、「こころ」を読んで感想文をという夏休みの宿題に、私は読まないで、なぜ読まなかったかを書きましたが、当時の先生は快く受け取ってくれました。今でも私はこの国語の先生に感謝しています。
おっと、話がそれましたが、うちでのこづち、この世の中に本当にそんな物があったら、欲しいですね。そんなうちでのこづちを、ここで文章を書くことで探してみたい、そんな気持ちで付けたタイトルです。即物的な意味も、精神的な意味も込み込みで、自分にとって有意義な何かを生み出す、「うちでのこづち」。魔法のランプでも良かったかな?