最近の電車は、時代に即応してデジタル化が進み、山手線なのでは、車中でニュースやらCMが見られたり、英会話の勉強までできてしまう。ドアの上くらいにある液晶のビジョンでだ。そこまで行かなくても、ドアの上には次の駅の表示や、どちらのドアが開くかなど、なかなか細やかなサービスが増えてきている。
で、前から思っているのだが、その部分に時刻表示をしてくれないだろうか?時計は誰でも持っているから必要ないと言うことなのかも知れないが、私などは普段腕時計をしないので、必要なときは携帯を開いて見ている。これが意外に面倒だ。
だったら腕時計を自分で城と言われるかも知れないが、サービスというのはそういうものではない。自分でできることを全てその人に行わせるとしたら、世の中のサービス業は大幅に減ってしまう。
電車内の時計は、実は昔から思っていたことだが、今では非常に実現しやすい環境になっているはずだ。ニュースやCMを流している間も、時刻表示ならそれほど邪魔にならないと思うのだが。
まだまだそういう表示のない車両もたくさんあるが、そんなとき、車内アナウンスの声が異様に小さいときなど、そしてそれが滅多に訪れない路線だったりしたときには、ああ、ここがどの駅かが一目瞭然で判る最近の車両はありがたいと思ったりする。 新幹線などでも次の駅までの所要時間が出ていたりすると、それがないのに比べて何となく便利だ。
何でもかんでも便利にすればいいというものではないという声でも聞こえてきそうだが、何でもかんでも便利になる分には、私はいいと思う。便利の影で何かを犠牲にするようなことは実は非常に一面的な便利なのであって、多方面から検討された便利はその限りではなく、恩恵を被る場合が多いと思う。
何はともあれ、電車内の時計は実現して頂けるとありがたいな。