俺ってこんなに野球ファンだったか?
このエントリーを書くにあたって、考えてみましたが、そんなことはないのです。
親父になったんだといわれると、しゃくに障るので、別に対して好きじゃないと言い放ちますが、ファンというにはおこがましいほど、薄いファンです。
きっと私は、何に関しても薄いファンなんだな、とつくづく思います。別に球場へも行かないし、テレビもながら観です。
だから野球の記事ばっかり書くのは気が引けるのですが、昨日おとといがストだったからという理由ではなくて、今日のヤクルト・阪神戦で、ちょっと感動したのでそのことを。
私はヤクルトファンなので、当然ヤクルトを応援しているわけで、今日は勝ったから、少しだけ機嫌がいいのかもしれません。今日の試合は、岩村のホームランでヤクルトが1点を勝ち越した後、どちらもチャンスを生かせず、追加点が入らないまま、9回まで来ました。
1点差ですから、ヤクルトのマウンドは当然五十嵐亮太です。150キロ以上の速球をばしばし投げる、今球界で最も速いピッチャーです。去年までに比べると、今年は大分コントロールも付いてきて安定しているので、間違いなく今年の最多救援投手になるでしょう。
さて、彼は去年まで157キロという球が最速でした。歴代の日本の最高速度は158キロで、五十嵐も実は今年既に1回158キロのボールを投げています。ストライクではなく、ボールでしたが。
今日五十嵐は9回にツーアウト満塁というピンチを迎えていました。阪神のバッターは矢野でした。矢野もいい選手です。非常に危険な場面でした。去年までの五十嵐だったら、「ああ、ワイルドピッチで同点か!」と思ったことでしょう。
でも今日の五十嵐はちょっと違いました。
1球目を154キロで空振り。
2球目に158キロ(ボール)
3球目158キロ、ストライク(空振り)
4球目158キロ、ストライク(ファール)
5球目153キロ、ボール(三振)
という内容でした。158キロ三連ちゃん!!思わずテレビを観ていて拍手してしまいました(恥ずかしい)。でも素晴らしい。
きっと五十嵐は近いうちに160キロを初めて投げた日本人選手になるでしょう。まだ若いし。がんばって、高津や佐々木を抜いてほしいものです。でも、国内でね。
今日は面白い試合が多かったようです。サヨナラホームランを打った新庄が前の打者を追い抜いてシングルヒットになってしまったとか。スト効果ではないでしょうが、いいことですね。