由比敬介のブログ
溢れる音楽
溢れる音楽

溢れる音楽

私は今、これまで購入してきたCDを端からパソコンに入れて、1万数千曲に及ぶ音楽をランダムに聴きながらパソコンを使っています。使っているフォーマットはMP3-Pro。これまでのMp3に比べて2/3~1/2のスペースで済むので、現状としては満足しています。1曲30分に及ぶプログレやクラシックから、1分程度のオペラの1場面まで、非常に雑多な音楽がランダムに流れます。
今使っているのはWinamp3。実は専用の「Music Match」というソフトを購入して持っていますが、これはCDから音楽を取り込むときだけに使用し、聴くときはWinampを使っています。これは、1万曲を超える曲数でも、比較的短時間にフォルダからリストを読み取る便利さの故です。元々海外のソフトですが、日本語にするパッチもありますから快適です。
昔では考えられません。カセットテープに好きな音楽を録音して、「マイ・フェイヴァリット」みたいなのを大量に作っていた頃、今みたいに自分の持っているレコードを全部まとめて、好きなときに好きな曲を取り出して聴けたらいいなあ、とよく思っていました。今では、i-podのような、携帯用のハードディスクプレイヤーもあり、数千曲を持ち歩きできます。いい時代です。


もちろん、1万曲を超えると、中には知らない音楽もあります。自分で買っても初めて耳にする場合もあります。それがまた楽しかったりしますが。
音楽を聴くという行為が、万人にとって、必ず幸せな行為かどうかということは断定的にどちらということはできませんが、好きな人間にとっては、この環境はすごくうれしいことです。
私はロックを聴いた直後にクラシックがかかったり、その後に演歌が流れても、何ともないというか、逆に思いもかけない曲が流れて、その曲が好きな曲だったりした場合は、わざわざ聴こうとしたときよりも、よりよく聞こえたりします。
ちなみにどんな曲の中でランダムな選曲がなされるかというと、クラシックであれば、ラモーからペンデレツキまで、これはおよそ16世紀から20世紀の音楽まで、といった方が分かりやすいかもしれません。モダンジャズ、フュージョン、ハードロック、プログレ、ポップス、ブラック、カントリー、国内では、伊藤久男から宇多田ヒカルまで、GSやら、アイドルやら、アニメソングも含みます。これらの曲が、全くランダムに流れます。邪道な聴き方かもしれませんが、しごく心地よい。今もサンタナの後に葛城ユキ、その次がメンデルスゾーンの交響曲第2番の第2部第7番という推移です。
こういう怪しい聴き方は、あるいは音楽の新しい地平を開くかもしれない!なんて事は思っていませんが、ありがたみは少し薄れていくかもしれません。

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