お葬式で流したい曲

 標題のようなタイトルのニュースが載っていた。
<お葬式で流したい曲ベスト10/UK版>
1.ロビー・ウィリアムス「Angels」
2.フランク・シナトラ「My Way」
3.モンティ・パイソン「Always Look On The Bright Side Of Love」
4.レッド・ツェッペリン「Stairway To Heaven」
5.クィーン「Who Wants To Live Forever」
6.グリーン・デイ「Good Riddance (Time Of Your Life)」
7.R.E.M.「Everybody Knows」
8.オアシス「Live Forever」
9.ベット・ミドラー「Wind Beneath My Wings」
10.ロイヤル・スコットランド騎馬隊「Amazing Grace」
<お葬式で流したい曲ベスト10/ヨーロッパ版>
1.クィーン「The Show Must Go On」
2.レッド・ツェッペリン「Stairway To Heaven」
3.AC/DC「Highway To Hell」
4.フランク・シナトラ「My Way」
5.モーツァルト「鎮魂歌」
6.ロビー・ウィリアムス「Angels」
7.クィーン「Who Wnats To Live Forever」
8.ザ・ビートルズ「Let It Be」
9.メタリカ「Nothing Else Matters」
10.U2「With Or Without You」
 4曲だダブっているのが面白いが、それよりも、AC/DCとかメタリカとかheavy metalが入っているのがすごい。ヴェルディのレクイエムから「怒りの日」を流してくれみたいな感じだ。
 個人的には、自分の葬式自体がどうでもいいので、この曲を流して欲しいというのはないが、敢えて仮想で選ぶとしたら、やはりマーラーの「復活」かな?でもこれもあまり葬儀に相応しそうな感じはしないので、そうすると、Rainbowの「Catch the rainbow」辺りかな。どっちにしたって、天国への階段とか、マイウエイはないな。
 R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」なんかもいいな。
 いずれにしたって、自分が生前好きだった曲と言うことになるのだろうが、その自分は棺桶の中で聴けるわけもないから、どちらかというと、喪主の好きな音楽とかでいいような気がする。
 昔から思っているし、今も思っているが、葬儀というのは所詮、生きている者が死んだ者に決別する儀式であり、あくまで、生き残った人間のために行うものである。死者の魂とか、死後の世界がないとは言わないが、あるとも思っていない。死んだことがないから解らないし、死んでしまっては証明のしようもない。「箱の中身はリンゴです」と言って、見ないであたりましたと言われても、信じられるだろうか?という世界だ。と言って、では多くの人や歴史、宗教がその存在を肯定していることも否定しきれるだけの根拠はない。箱の中身を見ないで、「この中にリンゴはない」と断言する勇気はない。
 ただそれでも、葬式で流したい曲というこのと背景にはそこで何が聴きたいか、という多分に聴く側の意志が関わっているので、もちろん、「死後も堂々と生きて欲しいからMY way」なんていう死者への手向けという部分も含めて、やはり個人の好きな曲の域は出ないように思う。
 それでも面白いのは、「My way」なんて結婚式でも歌われる歌だ。儀式というのは、それがたとえ死に関わることでも、その先の明るい何か(死者は死者として)を期待するものなのだな、と思う。
 音楽というのは不思議なもので、その場の雰囲気を有る特定の方向に向けてくれる。それがどんなに楽しくて明るい曲でも、生前故人が好んだという台詞を聞かされると、しんみりした気分になるから不思議だ。ただ言葉で聞くのではなく、その曲が相乗効果を持ってくれる。
 死そのものは、生を受けたからには誰にも等しく訪れる。だが訪れ方やその時期は全く公平でも平等でもない。死自体は不幸なことでも忌むべき事でもない。それはどんなに嫌がってもいずれは来ることだからだ。そういう意味では、有る程度の寿命と、老衰などの静かな死を迎えた場合は、お祝いをしてもいいくらいだ。
 MY wayという曲は確かに、そういう場合でもしっくり来るのかも知れない。個人的には絶対嫌だが。

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