由比敬介のブログ
キャッシング
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 SPAMメールは相変わらず多いのだが、SPAMとは言わないまでも、メールマガジンで、最近嫌になるほど多いのが金融関係のキャッシング、カードローンを勧誘するメールだ。
 テレビでもよく見かける、モビットやアットローンなど、銀行系のものから、いわゆるアコムやプロミスなどの消費者金融系のものまで実に多彩だ。
 消費者金融系のものは、最近の国会でも議論された、上限金利の問題もあるが、上限が30%近いすごいローンだ。年率30%っていうことは、100万円借りたら、月金利は3万円近いと言うことだ。恐ろしい。
 それに比べると、よく目にするオリックスのやつなどは、8%~になっていて、100万円借りても7千円くらいになるのだろうか?
 金貸しという職業は、よくよく儲かると見える。時代劇でも金を貸して、返せない借り主の娘を岡場所に売るなんていうのは非常に良くあるパターンだ。
 実際に広告をクリックしてみると、最近は入会するとポイントが付きますパターンが多い。Yahoo!やinfoseek、ECナビなど、そういううたい文句が並んでいる。
 しかしよく見てみると、金利というのは必ずしも安いわけではない。安いところでも上限は18%くらいある。どの金利がどう適用されるのか、ざっと見てもよく分からない。
 たまたま、5.5%という異様に安い金利を見つけたので、クリックしてみると、SBIグループ。おおこれは、ライブドアや村上ファンドの時によくテレビに顔を出していた北尾某の会社ではないか。
 やることがちょっと違うな、何て思ってみてみると、お借り入れ診断というのがあるので、試しにデータを色々入れて試してみた。
 すると、なかなかシビアな結果が出てくる。そこそこの会社に勤め、そこそこの年収があり、安定している人よりも、ニートではないにしても、なかなか定職に就けず、苦労しながら生きている人こそが、使いたいのだろうと思うが、そういう条件を入れると、お断り画面になる。
 ストップ借りすぎというCMがあるが、結局のところ、金貸しというのは、返ってくる宛がなければ、なかなか貸さないので、0円で起業できるとか言っても、実際のところ、資金が無くて起業などなかなかできないのだ。
 先ほど12チャンネルの経済ニュースだったかで、起業家のトップを選ぶというようなニュースを見て、ふと思ったわけだ。
 会社を立ち上げるときに、資本金はきわめて小さい額で立ち上げられるが、やれ定款だ、印紙だと、実は、がんばって起業しようなどと考えている人間にとっては莫大な金がかかるのだ。
 全部が全部ではないにしても、多くの起業家が、元証券会社とか、銀行とか、本当に若くして起業していたりしている。若さは大きな武器なのだ。やり直しがきく。
 しかし、40代50代60代で起業しようとしたとき、大きな壁があるように思う。
 そんなときキャッシングって役に立つのかな、と思いきや、やはりなかなかどうして、金というのはあるところにますます貯まるとよく言われるように、そういう仕組みになっている、としか思えなかった。
 尤も、そういう苦労をしてこその企業だったり成功だと言ってしまえばその通りだ。
 いや、単なる思いつきだったのだが、夜の中の仕組みの一端が見れたような気がして、面白かった。
 安倍政権の再チャレンジって、こういうところどう考えているのだろうか?

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