古田がヤクルトを退団するというニュースが今週あった。
確かに今年のヤクルトは負けが混んで、何度も最下位に落ちている。今日時点では5位だが。
元々古田ファンでヤクルトファンという構図ではないので、古田が辞めようと、ヤクルトファンを辞めるわけではないのだが、やはり入団以来、どこかでミスター・ヤクルトのような存在になっていたので、非常に寂しいし、そもそもプレイング・マネージャーという困難な位置にいたのだから、2年目で結論を出すのは早いと、ファンは思う。
今日現在のヤクルトの成績を見ると、54勝75敗、勝率4割1分9厘。昔はよくこんな数字もあったのではないかな?何て思ったりする。
ところが、選手成績を見ると面白い。
首位打者青木3割4分8厘、2位ラミレス3割4分6厘。ラミレスは185安打しており、残り試合15、1試合1本どうにかヒットを打てば、200本安打に到達する。3番打者だ!
それ以外にも、宮本が7位、田中が9位とベスト10に4人も入っている。首位争いをしている中日は、一人も入っておらず、中村紀洋が14位で一番上だ。当然3割を切っている。中村をヤクルトが取っていたらどういうことになっていたのだろう?
にもかかわらず、チームとしては中日の方が得点が27点も高い。残り試合差を考えても、中日の方が圧倒的に効率よく得点していることが解る。ウッズがホームラン王だとしても、ラミレスよりも打率は低いから、ホームランではなく、しっかり得点しているのだ。きっと残塁は、ヤクルトの方が相当多いに違いない。
一方投手は、防御率こそ巨人の高橋尚成が1位だが、グライシンガーはしっかり2位にいて、勝ち数はグライシンガーが1位だ。残り試合を考え合わせると、グライシンガーが最多勝を取る可能性は高い。
ところが、敗戦投手のベスト10に館山、石井、藤井と3人もヤクルトは入っている。負け数が多いのだからこれは当然だが、自責点の1位は石井一久。でも石井はそれほど勝率は悪くない。
つまりヤクルトは、中継ぎや押さえがたくさん負けているのだ。
首位打者と最多勝のいるチームが5位6位に低迷するということは、バランスが悪いのと、拙攻が多いこと、見方によれば、采配が悪いと言うことになる。
何回時代にプレイングマネージャーをやった野村克也ほど、采配は上手くないと言うことになる。
もちろん、球団と古田の補強などに関する意見の違いはあるし、思い通りにできなかったことも多々あるに違いない。ファンはプレイをも古田に期待するし。・・・・ほとんど出てこないが。
古田が今回対談を決意したのは、現状ではとても理にかなった決断なのだ。
やがて、一流監督となって戻ってくることは間違いないので、ここは一旦、球団を離れてもやむなしと思うわけだ。
他のチームのコーチとかにはなってくれるなよ・・・・