由比敬介のブログ
番組中のテロップ
番組中のテロップ

番組中のテロップ

mixiのニュースを見ていてみつけたのだが、NHKの龍馬伝、最終回の暗殺場面に愛媛県知事の投票結果のテロップが流れて顰蹙を買っているという趣旨の記事だ。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20101129/enn1011291251009-n1.htm
地震速報やら大きな天災や事故、事件の速報など、緊急性を必要とする場面でのテレビのテロップは、むしろ必要だと思うが、選挙結果や裁判の判決など、敢えて速報性がないものに関して、テレビが速報で流すのはなぜなのだろう?ただし、CM中に見たことは全くないのだが。
言ってみればテレビ局などは、基本的に視聴者第一ではないということなのだろう。あるいは、視聴者が望んでいることを実はくみ取れていないと言うことでもある。
幕末と福山雅治のどちらにも興味がない私としては、実際に観ていないのでなんだが、記事にあるように、暗殺シーンを外れていれば良かったのか?という気はする。番組が終わった後で十分間に合う情報だし、その数十分が誰かに大きな影響を与える情報でもない。

観ている側にそれが不快感を与えることを、まさかテレビ局の人間が知らないはずもないし、知らなかったとすれば、なんたる無知っぷりかと言わざるをえない。

北朝鮮が爆弾を放ったなどというニュースは、番組を中断しても伝えるべき内容かもしれないが、それらのニュースの即時性をテレビ局は何か勘違いしてるとしか思えない。
これは、ニュースのテロップばかりではない。たまに昼間の番組を観ていたりすると、笑えるように夜の番組の紹介を流し続けていたりする。昼の番組の視聴率と、ほぼ再放送と言うことを考えると、あまり文句を言う人も少ないのだとは思うが、少なくとも観ている人間の気持ちなどは考えていないだろうことは判る。
視聴者のことは考えなくても、CM中にそういうことをしないというのは、スポンサーのことは考えているのだな、ということも解る。だが大事なのは、スポンサーの先にいる消費者で、それは視聴者と同じ人たちであることを、テレビ局もスポンサーも、たぶんあまり考えていないのだろう。考えていたとしても、あまりそうは見えない。
増して今回はNHK、スポンサーはすなわちそのまま視聴者なのだけれど、たぶん、視聴者は全員。愛媛県知事選挙の動向が気になって仕方がないと思ったんだろうな。

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