バロック・マスターワークスというCD-BOXを購入した。
60枚組 CD+解説CD-ROM1枚という、何とも豪快な商品だが、価格は6,000円弱だ。
バッハだけで20枚以上、その他にヘンデルが10枚、ヴィヴァルディ、テレマン、コレルリ、F.クープラン、ブクステフーデ、 ラモー、リュリ、モンテベルディ・・・・等々
単純に1枚1時間に換算したって60時間分、ぶっ通しで聴いて二日半かかるわけだ。
すでに持っていて重複していた盤もあるが、1枚100円以下だから問題はない。演奏も、知らない人もたくさんいるが、クイケンやコレギウム・アウレウム、ブリュッヘンなど、往年の大家の物も多い。
基本的にパソコンに入れてから聴くので、60枚すべてを取り込んだ。
元々、バッハに弱い。ブランデンブルク協奏曲や管弦楽組曲など、有名どころは聴いたこともあるが、いわゆる無伴奏(ヴァイオリンやチェロ)や 宗教曲の多くは、たぶん聴いたことがあるものも少なくはないはずだが、あまり記憶にない。
そしてヘンデルも、特に「王宮の花火」や「水上の音楽」に、食わず嫌いで、昨年か一昨年くらいに「アルチーナ」というオペラのDVDを見て再認識した。
唯一、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」に思い入れがあり、期待して聴いた。
もちろんまだ全部聴いたわけではないが、「スターバト・マーテル」はこれまでよく聴いていたデュトワの盤に比べると、とても簡素でこちらはこちらでよい。
いくつか持っているヴィヴァルディの「和声と創意への試み」 の中の「四季」で聞き比べをしてみた。ベタなことだが、解りやすそうだったので。四季と言えばイ・ムジチを持っていないのだが、クイケンのはちょっと音が堅い感じがするが、きらびやかすぎないのがいい。どれが一番いいというより、いろいろな演奏が聴けて楽しいという感じだ。
パソコンに入れてしまうと、作曲家別に分けてしまうので、どれが新しくてどれが古いかが、一目で分からなくなってしまう。これは自分で悪いのだが、いつかは聴けるので、それはそれでよしという事だ。
取り敢えずヘンデルのオペラ(全部抜粋盤だが)楽しみだ。