由比敬介のブログ
iAudio
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 CowonというメーカーのiAudio-M3というのを購入した。いわゆるiPodもどきだ。
 私は本体で操作をしないし、ビデオも見ないので、液晶画面が付いていて価格が高くなるのなら、ということと、録音ができるのでこれを選んだ。
 こういうポータブル・オーディオと言えば、iPodというくらい、iPodの知名度は圧倒的で、かつてのソニーのウォークマン同様、商標が商品を表しそうな勢いである。
 尤も、かつてのポータブルカセットがソニーでもシャープでも松下でもウォークマンと言っていたのとは違って(メーカーは別の言い方をしてほしかったに違いないが)、現在はiPodは明らかにアップルの商品のみを指している。
 ソニーがAtracで、オーディオ圧縮のシェアと著作権保護の二つをねらってがんばっていたときに、大容量のiPodは普通にシェアを持っていたMP3とMacで培ったデザイン製で、さっさと市場を席巻してしまった。おかげで、iPod用のアクセサリは山のように販売されているが、多メーカーの商品はほとんど出ていない。
 ポータブルオーディオと言って、その機能は、メモリタイプで128Mb程度のものから、60GBのハードディスクタイプまで様々だが、5GB程度のハードディスクタイプは最もコストパフォーマンスが低いように思える。そこそこ値段が高い割に、ハードディスクタイプとしては、容量が小さいからだ。
 ハードディスクは、基本的にフォーマットが必要だから、なんだかんだで、容量の数パーセントをシステムに取られてしまう。
 標準的なMP3であれば、およそ1分1MBだから、128MBで、約2時間、アルバムにすれば2枚くらいが収納できる。60GBのものだと、60000分はいる計算だから、アルバム1枚60分で計算すれば、1000枚が収納可能だ。
 そもそも何曲はいりますというメーカーのうたい文句はよく分からない。1曲1分かからない曲から、ジョン・ケージの曲や、ニーベルングの指輪などは別にして、1時間くらいかかる曲はいくらでもある。
 まあ、そんな話はいいとして、私が買ったのは20GBのハードディスクタイプだ。現在、パソコンに取り込んだ音楽は、最近、MP3のVBRという方式で取り込み直しをしているので、ファイルが非常に大きく、100GBを超えている。実際にはCDの音質よりもよくならないはずだし、自慢のオーディオは、パソコンに付いている小さなスピーカーなので、さほどビットレートで音質が変わるとは思えないので、気休めだ。
 だがさすがにそれでコピーしたのでは、せっかく20GBを買っても、あまり収録できない。
 そこで、これはハードディスクタイプにしてよかったところだが、パソコンから、MP3Proに変換して、収録している。これだと、通常のMP3よりも、小さなサイズですむのでありがたい。ただし、さすがに時間がかかる。仕事や何かをしている間、こつこつと、もう1台のパソコンで、取り込みをしている。
 もちろんそれでも全部はいらないので、同じ曲は、極力演奏一つにするとか、ロックやポップスは、必要な曲だけに絞っている。
 ポータブルで1テラくらいの容量があるか、圧縮をさらに10倍くらいにできるようになれば、確かに自分の持っている音楽のほとんどを携帯できる。・・・・どこで聞くんだ?という感じだが、家にいても、それで再生できる。非常に便利だ。
 それにしても、マーラーだけで8GBある。どうせ聴かない音楽をたくさん持っていると言うことなので、やはりランダムにして、思わぬ曲の再生をねらうしかない。
 しまった・・・・毎日書いていないのに、また音楽の話だ・・・

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