由比敬介のブログ
通信料金の仕組み
通信料金の仕組み

通信料金の仕組み

 通信料金というのは、いったい何を基準にして決まるのだろう?
 例えば電話。
 マイラインの誕生後、市内通話はだいたい3分7円から9円の間くらいだ。昔のNTT時代は3分10円という時代が長かった。携帯は1分20円前後だろうか?国際電話になると、1分50円くらいから500円近くかかるところもある。
 さて、この料金差はどこで発生するのだろうか?
 既に国内は電線が敷設され、海外とも海底などでケーブルが繋がっている。メンテナンスはかかるだろうが、これまでかかった投資を回収しながら利益を上げていくとしても、1分3円と500円の差は170倍近い。
 さて、ネット電話というのがある。インターネット回線は、例えば、世界中どこのサイトを閲覧しても同料金だ。最近では1ヶ月つなぎ放題のADSLでは、安いものは2千円しないのではないか。光でも月にどんなに高くても1万円、1日2時間インターネットをするとして、1ヶ月60時間3,600分。光で3円弱。1日6時間使えば1分1円を切る。
 私は24時間繋ぎっぱなしなので、計算すると13~14銭/分だ。
 早晩、全ての通信はこの方式に変わるだろう。携帯も、最寄りの中継所から、ネットに入ってしまえばいいように思うのだが。
 そういえば、パケット代というやり方で携帯はネットを利用する。ドコモでは1パケット0.3円だという。これがくせ者で、例えば着メロや、着うたなど最近流行のデータは、場合によってメガ単位でかかるものもある。0.3円の上限は5キロバイトだそうなので、仮に1メガのデータをやりとりしたとすると、1MB≒1,000KBで計算すると、60円かかる。実際には、メールや添付ファイル、着メロ程度であれば、大きくても数十キロだろうから、数円というオーダーのはずなのだが、意外にかかるのだこれが。
 最近では定額制がはやり、かつてのダイアルアップ時代のインターネットを思い起こさせる。
 通信というものは、これからの時代、全世界を相手に、いつでも自由に繋がることが要求されるようになっていくだろう。であれば、通信料金の本当の改革こそが、世界を縮めていくことになるし、それは、お金を気にしないで、ダウンロードや通話が、いつでも楽しめるという風にならないとだめだろう。
 まだ少し時間がかかりそうだ。

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