由比敬介のブログ
ゲーム
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 ゲームと言えば、今ではPS2、セガサターンやドリームキャスト、ゲームキューブ等というのもあるが、私のように何も持っていない人間は、ぱっと思い浮かべたときにPS2となってしまう。
 消費者からすれば、あらゆるゲームがどの機種でもできるようなフォーマットが望ましいのだが、ゲームはそうはいかないようだ。VHSとβマックスの時代から、企業は己の規格を中心にしようとすることで、勝とうとしてきた。
 面白いと思うのは、ベータは業界などでは相当使われていたが、一般的にはVHSが圧勝していた。アップル社のマックも、iMacなどで巻き返しを図ったが、Windowsを搭載する他のパソコンには勝つことができなかった。このMacはデザインや絵を描く人、あるいは芸能人と言った特殊な世界では非常にユーザー素も多い。
 プロフェッショナルなものは大衆にはあまり受け入れられないのだろうか?
 Adobe社のプロユースの高いソフト、illustratorやPhotoshopなどはWindowsの世界でも今では幅をきかせているが、普通の人には難しいし、非常に高性能なパソコンを結果的に要求するソフトだ。いずれは淘汰され、他のソフトに変わることもあるかも知れないが、そもそも目的がアーティスティックなところにあるので、この分野は難しいかも知れない。photopaintなどは失敗している。
 さて、そういう視点で言うと、パソコンゲームという実はゲーム以外のことを目的として作られた機械でのゲームと、プレイステーションのような専用機では、やはり、単純で判りやすいゲーム機の方に分があるのだろう。
 ところで、かつてPC8000などという番号が付けられたNECのパソコンは、かなりゲームに阿ったパソコンだったような気がする。ビジネスよりもむしろ、面白いゲームができることで、売上を伸ばしていた。MSXなども、パソコンとしての機能を十分に持っていたが、最初からゲーム機のようにカートリッジを指す部分が付いていた。実はソニーはこのMSXで、HitBitという呼称でパソコン業に参画していた。
 今ではVAIOでコンピュータでも大きなシェアを持つソニーだが、ファミコンをあれだけヒットさせた任天堂に勝つ素地が、実は20年も前にあったのかも知れない。
 私はパソコンでできるゲームしかやらないが、それもたかが知れている。最近、昔MSX2でもやっていた野球ゲームをやっているが、見ているだけのゲームが意外に面白い。食事をするときなど、テレビを見ないでパソコンゲームの野球中継を見ていたりする。
 今更PS2を買ってアクションゲームでもないだろう。いや、実ははまるのが怖いだけかも知れないが。

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