なぜか最近、夜寝られない。
昨日も6時近くまで起きていた。そのせいか昼間眠いのは当然か。
睡眠のリズムというのは、恐らくあるのだろうが、日の出日の入りなどと言う、非常に自然なリズムと同期するのは難しいようだ。
人間に必要な睡眠時間というのはどのくらいなのだろう。もちろん人によって変わるので、一概に言えないが、よく昔、一日8時間睡眠なんていうことを言ったものだ。8時間眠ったとしても、残りは16時間ある。8時間仕事をしても8時間残る計算だ。もしかすると1日の三等分ということから出てきた時間なのかも知れないとさえ思える。
日の出とともに起きて日の入りとともに寝れば、1年をおしなべて見ると、一日の半分を寝ることになる。あるいは昔はそうだったのかも知れない。
ナポレオンが3時間しか寝なかったとしても、誰もがそれをできるはずもない。
よく、寝る暇があったら何々しろ、とか、少しくらい寝なくても大丈夫だ等という人がいるが、「あんたはそれで大丈夫かも知れない。自分の物差しで全て測るな」という気になる。物事は全てそうで、できる人間ができない人間の能力や努力を決めるべきではない。
睡眠には慣れというのがあって、寝なくても平気だと感じることもある。しかし、やはりどこかに負担が来るのだ。「眠る」という生体の不思議が存在する以上、そのことには重要な意味があって、おろそかにしてはいけない。
寝ている間に身体が勝手に行っていることを、起きている自分が規定したり制限してはいけないのだ。そういう意味で、人間は誰しも二重人格なのだ。眠っている自分の自律神経に感謝。