来週から番号ポータビリティーにより、電話番号を変えないで携帯会社を変更できるようになる。とても良いことだと思うが、さてどれほどの人が変更するのだろうか?
携帯電話が普及し始めてからすでに10年くらい経つだろうが、その間に、携帯電話はかなり良くなり、一般電話を持たなくなった人もたくさんいる。先日、Yahoo!だったかどこだったか忘れたが、「一般電話はもう不要だと思うか?」というアンケートがあり、かなりの数の人がもう不要だとしていた。
まだまだ携帯を持たない人も多いし、すぐに一般電話が不要になるほどには携帯は万能ではない。しかもまだまだ料金は高いし、単純に携帯だけにするわけにはいかないだろう。
だが、IP電話やSkypeなどの無料通話と言ったように、一般電話が徐々になくなるというか、携帯などに取って代わられる要素は次々に出ている。
そんな中のポータビリティー、メール・アドレスはその性質上やむを得ないが、そのままキャリアを変えられるのは非常にいいことだ。
しかしこれは番号ポータビリティー以前の問題だと思うのだが、同じキャリア内で機種変更をしても、古い携帯から引き継げるのが、電話番号や、メールアドレスなどのアカウント情報だけで、メールの内容、ダウンロードしたコンテンツなどは引き継げない。これはいつまで経っても変わらない。携帯会社は、何か努力すべきところが違っているのでは?と常に思う。
実はメールの内容の移行は、パソコンの例えば、Outlook Expressでも非常に面倒くさい感じがする。
以前のように、フォルダごとまとめてコピーでは全く無理だし、これはthunderbirdでも同じだ。
パソコンを変え変えたりした場合、古いデータを移行させるために、わざわざ専用のソフトを購入するなどというのはおかしな事で、そんな機能はOSが備えていてしかるべきだと思う。
特に昔と違い、ファイルの圧縮技術や、DVDやCDのサポートなど当たり前の時代に、古いパソコンで、どこかをクリックしたら、メールやパスワード情報、お気に入りとか、少なくとも単純にファイルとして見えていない情報をまとめてはき出し、新しいパソコンで簡単にその設定を吸い上げる仕組みがあってもしかるべきと思う。しかも初心者でも解るように。
同様に携帯も、容量の問題や、かえって古い携帯に変えたということでもない限り、可能な限り全てのデータを新しい携帯に移せる機能は無くてはならない機能だと思う。ゲームにしたって音楽にしたって、有料でダウンロードしているわけで、携帯を変えたとたんに使えなくなるというのは、家を引っ越して電気製品やガスが使えなくなったと言われているようなものだ。
テレビが見れるようになったなどよりも、技術的にはさっさとどうにかしてくれと言う優先度は高いはずだ。
ちなみにSoftbankのアクオス携帯は売れているらしい。
私はSoftbank(というかVodafoneだが)の携帯を使っているが、このところのSoftbankのCMを見ていて、DoCoMoやauに比べて、サービスに関するアピールが全くなく、「予想外」という意味不明のことばかり言っているような気がしている。あのCMにかけているお金を、サービスに転換してくれと切に思う。CMを見ている限りauはお得感があるし、DoCoMoはそれなりに安定感がある。
ちなみに、友人の一人は、未だにJ-phoneを使っている(とうとうSoftbankになってしまいましたね!)。
実は他のキャリアはよく分からないが、Softbankは結構圏外になることが多い。もちろん都心でだ。ファミレスなどで隅の方だったり、先日は仙川駅のホームで圏外になっていた。
携帯は無ければ無くて済んでいたものだが、あればあるで、機能をきちんと果たしてくれないと困るのだ。人待ちでファミレスで時間をつぶしているときに、連絡が入ったら出ようと考えていて、ふと画面を見たら圏外!こんな事で困ったことのある人は大勢いるだろう。
そういえば、先日久しぶりに内田康夫を読んだのだが、当然何年も前の作品なので、一概に何とも言えないが、浅見光彦は母親から携帯を持ってはいけないと言われて、携帯を所持していない。掲示から、そろそろ携帯を持ってくれということを言われるというシーンがあったが、さて、最近の作品では、携帯を持っているのだろうか?ちょっと気になる。