由比敬介のブログ
トーナメント戦における銀メダル
トーナメント戦における銀メダル

トーナメント戦における銀メダル

 北京オリンピックももうあと僅かだか、昔から思っている不思議を一つ。
 例えばオリンピックでのA,B等がある柔道などのトーナメント戦で、双方の勝ち上がりが決勝を行い、勝った方が金メダルなのは解る。だが、仮にAグループの選手が金メダルを取ったとしよう。
 Aグループの準決勝で負けた選手(つまり金メダリストに準決勝で負けた選手)と、Bグループの準決勝で負けた選手(銀メダリストに負けた選手)が銅メダルを賭けて戦い、3位を決めるわけだが、もし、3位決定戦で、Bグループの選手が勝てば、この選手は、銀メダリストに負けているので、明らかに3位で問題はない。
 だが、Aグループの選手が勝った場合、この選手は金メダリストには敗れているが、銀メダルを取った選手が勝ったBグループの準決勝敗退選手に勝っているので、実際のところ、銀メダルの選手には負けていないことになる。
 つまり、このケースでは、3位決定戦の勝者と、決勝の敗者とが、もう一度銀メダルを賭けて戦う必要があると思うのだが。
 これは柔道に限らず、予選トーナメントが複数に分かれているレスリングや、あるいはサッカーなどでもそうではないのだろうか?
 
 こういう格闘技では、おそらく総当たりのリーグ戦なんて不可能だろうが、どうもグループ分けの時点で、結果論なのだが、どちらかが不利を背負っている結果になっているのが解せない。
 金以外は一緒と、女子柔道の選手が言っていたが、やっぱり銀と銅では違うだろう。
 あっちのグループで戦っていたら銀メダルが取れたかもしれない、というかすかな可能性は、検証してあげた方がいいように思う。敗者復活なんていう、体力を使いそうなルールがあるのだから、1試合増えても同じような気がするのだが。
 何か考え方の筋道というか、自分の理屈がおかしいのかな?ルールの勘違いがあるのかもしれないが、不思議だ。
 まあ、下らんことと言えばそれまでだが。

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