由比敬介のブログ
100
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100

 とうとう100に達した。日記だって文字通り三日坊主の私だから、人はなんと言わずとも、自分を褒めよう。次は1000だな。3年かかるわけだ。そもそもそんなに書くことがあるかな?
 100という数字は10進法の2度目の位上がりの数字だ。世界は、10進法が基本だ。時間は12進と60進。コンピューターは2進法。それぞれ用途によっていろいろある。
 指が10本あるから10進法なのだろうか?地球が太陽の周りを回る間に月は約12回地球の周りを回る。だから1年には12ヶ月があるわけだし、コンピュータはあるか無しかという最も単純な違いから様々な計算を可能にする。それぞれ意味があるようだ。
 しかし10進には、指の数以外にどんな意味があるのだろうか?
 10進法には0から9の数字が使われる。と言うことは0の概念が発明されるまでは、10進法はなかったのだろうか?0がない言うことは、1から数字が始まるので、1,2,3,4,5,6,7,8,9
さて、次の数字は?
これはローマ数字で考えると解りやすいが、Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ,Ⅸ,Ⅹだ。
と言うことは、0で始まる今の10進法とは違い、Ⅰで始まる10進法があったと言うことなのだろうか?
 0と1の組合せで表される10と、単独でⅩという数字を持っていることは、大分意味が違うような気がする。どう違うのかと言われるとよく分からないが、きっと数学者に訊けばいいのだ。
 こう考えるだけで、実は数学というのはとても楽しい学問なのだ、という気がしてくる。微分や積分だって、学生時代はよく分からなかったが、きっとすごいのだ。
 たまたま先日、お世話になっている歯科医の先生からそんな話を聞いたばかりだが、果てしない宇宙とか、限りなく0に近い瞬間とか、とても微積な感覚がある。
 100という数字を一つの区切りと考える人間の頭脳は、同時に12進で動く1日や1年を理解し、さらに60を単位に動く時計を腕にしていたりする。コンピュータで色を付ける時には16進という0からFまでの数字を利用する。
 確かに物の数は自然に存在する物だが、それをどのように数えるかは、人間が決めることだ。あらゆる科学が、実験と観察を基本とするなら、それを翻訳する言語が数学かも知れない。幽霊よりよっぽど神秘的だ。
 さあ、101からも別に心機一転することなく、淡々と進みましょう。

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