由比敬介のブログ
ローダンNEO
ローダンNEO

ローダンNEO

 ぼくが時々書くローダン(ローガンじゃないぞ!)、これは、アメリカの空軍少佐だったペリー・ローダンが、人類初の月着陸の時、異星人と出会い、彼らの目的であった「永遠の生命の星」を探し、元々探していた彼らアルコン人を差し置いて、自らが不死となり、取りあえずそこから数千年の話を、延々と週間ペースで発行し続ける、ドイツの小説のことだ。
 現在原書で2900巻を超えて、終わる気配は無い。
 世界でも続けて翻訳しているのは日本くらいらしく、2話を1巻の文庫に収め、現在月2冊ペースで早川書房より発行が続いている。こちらはもうじき(多分8月の上旬)550巻になるので、原作の1100話を迎えるということになる。その差が1800話で900巻分ということになるわけで、今のペースで翻訳が続けば、現在の最新刊は大体19年後くらいに読めることになる。
 それくらいだと読める可能性はあるが、その時点で、原書は4000話近くになっている可能性は十分にあるので、生きている間に最終巻が読めることはまず無いと思っている。
 計算すれば判るが3000話は約60年、つまりそれくらい前から続いているシリーズだと言うことだ。実際は第1話「スターダスト計画」が1961年発刊なので57年ということになる。

 ここまで続くと言うことは人気があるからで、百科事典や、サイドストーリーなどもかなり昔から出ている。
 さて、そんなサイドストーリーとは別に、「PERRY RHODAN NEO」というシリーズが2011年からスタートし、既に150話近くが発刊されている。
 こちらも第1話は「スターダスト(Sternenstaub/Frank Borsch)・・・まあ、ドイツ語を翻訳して英語のスターダストというのが面白いが、要するに、これはプロットを少し変えて、ゼロから新しいローダンを書き始めたプロジェクトなのだ。そして、早川書房は2匹目のドジョウを狙って、こちらの翻訳を7月から、毎月刊行するという。勘弁してくれ・・・・ローダンしか読めなくなる。
ローダン新プロジェクト〈ローダンNEO〉刊行開始!

 そして判らないけど、きっと紙でしか出さない。
 現在のローダンも、古いものから順次電子書籍で読めるが、なぜか最新刊は出さないという不思議。まず最新刊出せよ!
 
 そしてイラストレーターも決まった。
〈ローダンNEO〉日本版 イラストレーターがtoi8氏に決定!
 ただなぁ、絵はすごく上手だが、なんかアニメチックで個人的にはあまり好ましくない。誰が何と言おうと、ライトノベルじゃないんだから!原書に比べたら、はるかにクオリティは高いと思うんだけど、何か受け付けない・・・・人間年取ると、こういう所の柔軟さがなくなっていくのかも知れないと思ったりして・・・・

 まあ、何はともあれ、今まだ521巻を読んでいるぼくとしては、早いとこ20巻の差を詰めないとなぁ。

あ、これが150巻の表紙。
150

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です