お茶と一口に言っても、日本茶から紅茶、中国茶を始め世界各国とまでは言わないが、かなりたくさんの種類のお茶があるだろう。
昔(相当昔かな?)と違って、今ではペットボトルで手軽にお茶が飲める。今現在も、私の手元には「お~いお茶」の2リットルのボトルがある。緑茶ばかりでなく、紅茶やウーロン茶を始め、数多くの健康茶もある。
お茶は元々植物なのは当たり前だが、百科事典で調べると、「ビルマ(ミャンマー)のイラワディ川の源流地帯」あるいはもっと遡って、「下部チベット山系」らしい。
日本茶はそれらの茶が徐々に伝播してきたものと「野生茶(ヤマチャ)」という日本の固有種の配合によるらしい。
葉っぱをお湯に浸してその汁を飲むと美味しいと最初に思った人は、なかなかすごい。他の葉っぱではなくお茶なのだ。そして美味しい。元々が薬用だったと聞くと納得できそうだ。
お茶はたくさんあるようで、大別すると参加の具合で3種類になるらしい。発酵させない緑茶、半分発酵させたウーロン茶のようなもの、そして紅茶。酸化させることで、独特の香りが出るらしい。
あとは、そこからの工程や、どの葉を使うかなどによって分かれるらしい。紅茶などは産地なのかな。
個人的には緑茶、それも煎茶が一番好きだ。本当はきちんと茶葉を急須に入れてお湯で淹れるのが一番美味しいが、めんどくさいので「お~いお茶」になる。
ペットボトルでも最近は、「まろ茶」「生茶」「伊右衛門」「旨茶」などのいわゆるお茶に、ヘルシアとか、カテキンとか、カテキン濃度を高めたり、身体にいい成分を加えた濃い緑茶や、「十六茶」「爽健美茶」のような、私個人としてはお茶じゃないだろう!といいたいようなものまで、非常にたくさんある。
もちろん全部飲んだことはないが、いくつか試してみて、なぜか私の好みに合うのは「お~いお茶」だ。
前出のカテキンなどの効能で、お茶は身体にもいいらしいが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしというのは、茶でも例外ではないだろう。コーヒーの飲み過ぎは良くないという話と同じだと思うが、コーヒーとお茶の併用なら大丈夫なのだろうか?
カフェインがいけないのだとしたら、コーヒーを控えても、お茶をその分飲んでいれば同じだというような気がする。紅茶に変えても一緒だ。
ただ、同じお茶でも緑茶が日本人に会うのはよく分かる。紅茶でお茶漬けは食べたくないから、日本人の食生活には緑茶が合っているに違いない。ただ逆な考え方をすれば、あるいは紅茶茶漬けは食べたことがないが、美味しいかも知れない。同様に、烏龍茶づけ、ジャスミン茶漬けとか・・・・試す勇気がないな。
たまに実家に帰ると美味しいお茶が飲める。お茶も家庭の味というのがあるのかな?なんてふと思ってしまうが、実は大きな理由は、どこの店で購入したかとか、どの程度のお茶かと言うことなのだろう。
お茶というのは、「喫する」と言うが、喫茶店というのはそうすると、お茶を飲む場所なのだろう。コーヒー紅茶は有料だが、お茶は特定のお店に行かない限り無料だ。日本料理店に行けば、ただで茶が出るが、レストランでただで紅茶を出す店はない。中国料理店では烏龍茶やジャスミン茶をただで出すことが多いので、そう考えると、レストランでは、紅茶を無料で出すべきだと思うのだが・・・・違うかな?
尤も、お茶-茶道ということになると、またこれは違って、芸術の一分野みたいなところもある。戦国時代、茶器が一国にも値する等と言われたくらい「茶」というのは特殊な精神世界を伴ったものなのだろう。
でも、お茶はリラックスして、適当に飲むのが一番だ。
「結構なお点前」のお茶は、旅先の思い出程度で十分だ。
茶を飲む、あるいは茶を喫する、気持ちが安らぐではないか。