ヤクルト・スワローズの古田敦也が、大卒で社会人野球経験者としては始めて2000本安打を達成した。捕手としては野村克也に続く二人目だ。素晴らしい成績で、ファンとしてはうれしい限りだ。
私がスワローズファンになったのは、最初の優勝前後のことだ。子供の頃は、父親が野球を見るために、自分が好きな番組を見られないことで、野球嫌いだったが、「巨人の星」は好きだったので、野球は見ないが父親の好きな巨人は嫌いな子供だった。当時のヤクルトは万年Bクラスで、とても弱いが故に共感が持てた。荒川、広岡という監督時代に隠れファンになり、恐らく広岡監督の下で優勝したときにファンであることを自覚したといった感じだ。
武上、土橋、関根という監督の下でもやはりBクラスが定位置だった。この関根監督の最後の年に古田は入団している。そして野村監督になって4度の優勝、若松監督の下での優勝と、古田は、ヤクルトの優勝6回の内5回も絡んでいるのだ。すごいという他はない。
もちろん古田一人の力で優勝できるわけではないが、古田がいなかったら、このうちの何回かの優勝はなに違いない。
キャッチャーという肉体的にも精神的にも厳しいポジションで、16年間プレイをし、2000本安打を達成した古田という人には頭が下がる。
ヤクルトの現監督、若松勉も2000本安打を達成した一人だが、若松は19年で21732安打だ。尤も、2000本を超えたのは古田と同じ16年目なので、古田が来年もレギュラーで活躍できれば、この数字はきっと抜くに違いない。師匠とも言える野村克也は、2901安打という強烈な記録を保持しているので抜くことは難しいだろうが、何しろ現役26年なので勝負にはならない。古田が高卒ルーキーで活躍していたらどうだったのだろうか?
明日からも是非がんばって、大杉の2228安打を抜いて欲しいものだ!
ところで、2000本安打のシーンは是非テレビで観たかったが、ろくでもないフジテレビのおかげで結局見ることは叶わなかった。フジが、ごく限られた人しか試聴していないCS専門チャンネルでヤクルト主催ゲームを放映するおかげで、Jスポーツなどの標準チャンネルでは放映をしていない。巨人戦は地上波で放映するくせにだ。もしフジが視聴料で運営している局だったら、明日から視聴料を払いたくない。前にも書いたが、読売は、標準チャンネルで放映しているし、何より地上波でほとんど放映している。
昨年、あれだけ野球界にごたごたがあって、低迷している原因をプロ野球機構のせいにしたり、放映権の制にしていたマスコミの一角であるフジテレビが、今やっていることは、到底昨年の報道をした同じ局の振る舞いとは思えない。
さっさとどこかに買収されてしまえ!・・・・あくまでこれは愚痴ですので。・・・・ほとんど飲んだくれ親父の理不尽な・・・・・ああやだ。
私はペンギン安田ファンからヤクルトのファンになりました。
「ようやく」と言うか「ついに」・・・おめでとう!のび太。
実は私、彼の選手会長としての激務の方が心配でした。
恐らく他の多くの選手と同様、体力が衰え気力が途切れたときに彼の引退の日が来るのでしょうが、出来たら、そして不謹慎だがまだ余力を残しつつ引退して、プロ野球をより良い方向へ導いて欲しいものです。