駅ナカというのは改札を通った後の駅構内の商業施設のことだが、上野や品川など、多くの駅で本屋から雑貨など、様々な商業施設が並んでいる。東京駅のJRの乗り換えなどの通路は、どちらかというと相変わらず、土産物店などの方が多いような気もするが、品川などは、結構いろいろな店があるように思える。本屋などをのぞくと、普通の本屋よりも圧倒的に混んでいる。立地という意味では、これほどいい場所もなかなかない。
 石原都知事が、こういう商売をしていながら、駅は公共施設ということで、固定資産税が他の施設よりも安いのは不公平だと発言した。約三分の一だそうな。
 それに対してJR側は、客の利便性とか何とか言っているようだが、今回ばかりは石原都知事の方が明らかに正しい。
 駅そのものは確かに公共施設だし、優遇されている意味も解るが、キオスクや一部の小さな施設を超えて、下手をするとそこで必要な買い物の多くがまかなえてしまうような場所であれば、それは普通の商業施設だ。しかも集客を鉄道がしてくれる、非常に高立地な場所だ。普通より高いくらいではないのかと思っていたくらいだ。
 しかも利用してみると、他より安いわけでもない。レストランの一部など、明らかに一品一品作っていると言うよりは、見えないバイキングのような気がする。味もまあ、駅だからこんなものだ、と言うところが少なくない。
 駅前商店街の反発ということもテレビでは言っていたが、それはそれ、これはこれだ。確かに駅前商店街は大変だろうが、ブックオフのできた近所の本屋とか、ネット通販の台頭とか、他にも大変な原因はあるだろう。しかしいずれにしても、ここの対立のみは、消費者の利便性や、有用性が最も大きな理由付けになるので、石原都知事の話とは次元が違う。
 石原さんという人は、私はあまり好きではない。実行力はあるし、これまでの都知事よりは目の付け所もいいが、記者会見などで見せる、あの人もなげな態度や、思想的に合わない部分があるためだ。
 だが、今回のようなことをびしっと言うあたりは、やはり評価しなくてはいけない。
 
 駅ナカが便利になったと言って、新宿や渋谷はそうでもない。新宿などずっと工事していて不便だし、埼京線のホームなど、どんどん南にずれているような気がする。乗り換えがめんどくさい。施設を多く作るのはいいが、乗り換えなどには影響して欲しくないものだ。

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