このところ、参議院議員の新たな議員宿舎がニュースなどで問題になっている。
しばらく前に、赤阪の衆議院宿舎が問題になったばかりなのに、またぞろこんな問題という感じだ。
ニュースなどで言われているように、赤阪の議員宿舎が開いているんだったら、そこに入れば、基本的には済む問題だ。慌てて、別の衆議院宿舎から議員を移そうなどと言う姑息なことをしようとするから、政治家は信じるに足りないと思われるのだ。
今度ばかりは石原都知事や猪瀬副知事に方向性は賛成だ。
だが、そもそも、赤阪宿舎の折りに言われていた、安価すぎる家賃などが解決されなければ、議員宿舎そのものに反対だ。議員も官僚も、国家が建てた宿舎を利用するなら、相場の料金を払えということだ。
そうなれば、敢えて宿舎を建てずとも、民間の物件を借りてもいいことになる。
高くて借りられないのなら、東京に借りる必要はない。近県に借りて、電車で通勤すればよい。
地球温暖化がこれだけ声高に叫ばれ、二酸化炭素などの排出ガスを減らすことが世界中の目標になっているとき、たとえわずかでも、その二酸化炭素を酸素に帰る森を切り開いて自分たちの宿舎を作ろうという議員に「良識の府」などと誇りを持って語る資格はない。バカばかりだ。
バカばかりというのは、少なくとも、大声を出してこのことに反対しているのがあくまで都側で、内側からの意見としては非常に声が小さいからだ。確かに何人かは衆議院宿舎に入ればいいなどと言っている人たちもいるようだが、もっとしっかり反対して欲しい。
こういうことは、しっかりと反対意見を言うだけの価値がある。
国の借金がいくらあるというのだ。借金があるのなら、そこで働く人間が、まず質素に生きろよと言いたい。
何かの番組で、世耕弘成がこの件について、今更やめれば違約金が6億もかかり、それでは無駄な税金を使うことになるなどと言っていた。違約金は決めた人間の給料から払えよ。
何だかこの件は異様に腹立たしい。どんなに選挙があっても、所詮こいつらの多くは再び政治の世界に立つ。
限りなく政治家は儲からない、ボランティアのような職業にして、それでも国のためにがんばりたい人間にやって欲しい。・・・まあ、僕には無理だが。