ハリウッド映画が低迷しているという記事が出ていた。リメイクや続編ばかりでうんざりしているというような趣旨だ。リメイクは「宇宙戦争」だろうし、続編は「スター・ウォーズ」だろう。どっちもSFか!「バットマン」もあるか。
「宇宙戦争」は確かにそうかな。見ていないけれど、見たいとも思わない。今更「タイムマシン」や「宇宙戦争」でもないだろうと思う。しばらく前にやった「タイムマシン」は、ウエルズの子孫が絡んでいたようなので、解らなくはないが、SFをやるのなら、もっといくらでも面白いものがあるだろう。
そういえば、「盗まれた町」なんかも、2度くらいリメイクされていなかったか?今度の「戦国自衛隊」もそうだな。何であんなにみんなリメイクが好きなんだろう?多分、監督やプロデューサーが昔の作品を見て、俺ならこんな感じでできると思うのか、懐古趣味のどちらかではないだろうか。
前にも書いたかも知れないが、「幼年期の終わり」を、どうにか映画化してくれないものか。楽しいだろうにな。他に映画化して欲しいSFというと、「人類皆殺し」とか、「シリウス」「永遠の終り」とか・・・なかなか小説では面白くても映像でと思って思いつくものは少ないな。・・・でも古いな。
ところで、興業が振るわない原因を、DVDのせいなどにも置いているようだが、だとすれば別ルートで儲かっているのでいいはずだし、だんだん大きな映画館で、皆が見る時代も変わってくるのかも知れない。家庭である程度の迫力で見られれば、映画館である必要が大分無くなる。確かに映画館と同じ大きさは無理だろうが、そこまで必要だろうか?
尤も、振るわない原因は第一に観客になる人々が興味を持たないからで、以前に比べてかなり趣味が多様化しているのは日本ばかりではないと言うことだ。今の携帯料金で昔は何をしていたのだろう?そう思ってみると、可処分所得の使い道は非常に変わっているはずで、映画だけがずっと、ハリウッドだからと言って素晴らしい収入を得られる時代はきっと終わったのだ。
でもハリウッドにとっては、家庭でのDVD鑑賞という、より広い市場ができたのだからよしとすべきであろう。
続編・リメイク、もはやオリジナルが生まれにくい時代になってしまったのでしょうね・・・。でも、情けないの多いよね。
・・・鉄人(ぼそ)