由比敬介のブログ
おせち
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おせち

 インターネットでおせちを注文しようとした。
 大手の百貨店と楽天の専門ショップみたいなところが引っかかってきた。百貨店では、高島屋、小田急、三越、東急といったところだ。1万円くらいから、20万円近いものまである。何人家族で注文するのだろう?
 多いのは京都の老舗のおせちとか、有名レストラン、ホテルのおせちなどだ。
 しかし共通して思うのは、写真を見るだけでよく分からないと言うことだ。例えば海老が3尾入っているとする。しかし人数には4~5人前となっていたりする。普通分けては食べないから、5人家族がちょうどいいと思って注文すると、二人は海老が食べられないという計算になる。
 高価なものを選ぶと、種類がどんどん増えたり、いきなり大きな伊勢海老が入ってきたりして、微妙に選びづらい。
 例えば、これとこれとこれの組合せで何人前というような注文の仕方ができるようにとは誰も考えないのだろうか?もちろん、家族のすべてが、同じ種類を同じだけ食べるわけではない。しかし、同じだけ揃えておけばあとは適当に食べられる。あるいは、少なくとも一人一つ見当で食べそうなものは、人数分、あるいはそれ以上入れるという配慮が欲しい。いたずらに種類を増やしていけばいいという物ではない。
 黒豆を個数で入れろとは言わないが、前出の海老などは人数分揃うようにして欲しい。どうせ予約販売なのだから、注文の仕方次第でどうにでもなると思うのだが。
 インターネットがここまで隆盛を極め、ネットショップを集めた楽天が野球に新規参入できるほど儲かっているわけで、これは、日本人の相当数がネットショップを利用していると言うことでもある。
 しかし使いやすくなったかというと、それはごく一部のショップで、それほど使いやすくはない。百貨店などはあれほど商品を抱えているのだから、もう少し巧い通販の方法もあるような気もするが、画像一つとっても、小さくて見づらいところがいかに多いことか。
 顧客主義みたいな事は相当昔から言われている。商売が街に一軒の万屋ならともかく、常に競争にさらされている現代、顧客満足が高いか、そこでないと買えない物がある店しか成功しない。しかしインターネットはまだまだだと思う。デザインばかりきれいで、使い勝手という意味では不十分だ。
 
 先日ヨドバシカメラのネットショップで買い物をした。蛍光灯を買ったのだが、実はネットショップになかった。しかし、これが欲しいとリクエストしたら、その日のうちに購入ページを作ってメールをくれた。個人商店では難しいかも知れないが、こういう細かなサービスこそが、顧客を顧客たらしめる成功の秘訣なのだろうと思う。
 Amazonが成功しているのは、品揃えとか、ではなく、マーケティングと、顧客に使いやすいホームページのせいだろうと思う。但し検索はまだまだだ。
 先日PHPについて調べたら、PHP出版がずらっと並んだ。私が見たかったのは、CGIに使うPHPのことだ。プログラム言語だ。書籍もある程度ジャンル分けしてもらわないとなかなか難しい。
 まあでも、家にいながらこんな買い物ができるなんて、いい時代になったものだ。

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