駒大苫小牧高校が甲子園の優勝を果たした。夏の甲子園連覇は57年ぶりだという。駒大も北海道も、個人的には縁もゆかりもないが、つい決勝戦を見てしまった。
なかなかいい試合だった。
高校野球というのは自分が出た高校が全く縁がなかったこともあり、それほど興味を持って見たことがない。
元々地元意識も低いので、埼玉県はどこが出ているのかなど、知らないことも多い。あ、今は地元は東京だが、何となく生まれたところの高校が気になるというのは不思議なものだ。
高校時代を、スポーツやら何やらに真剣に燃えて何かをやったという記憶がない。のんべんだらりと過ごした3年間だった気がする。
彼ら高校球児を別にうらやましいと思わないところが、そういう3年間を過ごした人間のそれらしいところかも知れないが、純粋にその努力と結果に関して賞賛を送りたい気がする。見ていて清々しかった。
世の中というのは、優勝の1校に対して、敗れていった数千校があるのだが、実は私が高校時代、野球部を見た記憶がない。あったかも知れないが、新設高校としてはあったとしても名ばかりであっただろうことは予測が付く。つまり、敗れることもなかった高校がまたたくさんあるに違いないのだ。高校野球の予選にさえ出てこれない野球部もあるのだ。
世界陸上の時、60億分の1というキャッチフレーズを、金メダリストに送っていた。
高校野球のナインもその年の60億分の15くらいではあるのだ。・・・でもそうすると4億分の1くらいになってしまうのかな?と下らんことを考えてしまうのが悪い癖だ。