うちでのこづちを始めて、ほぼ2年と2ヶ月になる。エントリーの数が442なので、2日に一つは書いている計算になる。いや、最近とみに書いていないから、ほぼ毎日書いていた頃が、貯金となって現在が存在するのは間違いないことなのだが、そのことは指摘されるまでもなく、自分が一番よく知っている。
当初よりアクセスログを取り始めたのだが、http://www.futomi.com/library/accs.html こちらの、フリーのアクセス解析スクリプトを使わせてもらっている。月ごとにサイト全体のログを取得しているのだが、私の場合、「横山光輝の世界」という、大家の名前を看板にしたサイトを運営しているので、当然そこへのアクセスが圧倒的に多い。
だいたい全体の85%が「横山光輝の世界」なのだが、残りの15%は、それ以外のページへのアクセスなのだ。Yahoo!がやはり多いが、Wikipediaからのアクセスも多い。Googleより上だ。これはびっくり。
ただ、時々思いもかけないサイトから来ていることもある。何でここから?というところだ。インターネットというのは面白いものだと思う。
当然のこと、検索キーワードも「横山光輝」というのが最も多い。他を圧倒して桁が違う。
ところが、ここに面白い現象がある。
私は2004年の10月に「中学生へのセックス規制」というタイトルで記事を書いたことがある。東京都が条例を作って規制をしようとするというニュースに対して意見を述べたものだ。結果的にどうなったのか、ネットでざっと調べてみてもよく分からないが、まあ、あのニュースがあってから、ほぼ2年が経つわけだ。
さて、そのこと自体の経緯は別にして、アクセスのキーワードに「中学生のセックス」というのが非常に多い。実を言えば、今月のキーワードの2位だ。それ以下に4大文明とか、反対語とか、非常にオーソドックスなキーワードが並ぶ中で、「中学生のセックス」、あるいは「中学生 セックス」というキーワードが100近くに及ぶ。
もちろん、前述の条例に関する興味の検索もあろうとは思うし、実はそのことが非常に多くの関心を持っていそうなのは、他のキーワードからも推測できる。あえて「中学生」と入力してくるのであるから、そうだろうと思う。
しかし、最近はニュースでもしていないし、それほどアップトゥーデートな話題なのか?と首をかしげたくなる。最初は、やらしい興味かとも思ったのだが、・・・もちろんそれもあると思うが、どうもそれだけではなさそうなので、ネットで検索してみた。
「中学生のセックス規制」とやると、ここのサイトがトップに出るではないか!「中学生のセックス禁止」とすれば、ほとんど出てこない。確かに、規制ではなく禁止の法が正しいかも知れない。「だめ」というわけだから。規制というと、部分的に制限するニュアンスがないでもない。
おっと、これは、よくできたSEOではないのかと、自分で驚いた。なかなかSEOなど施しても、上位に行くのは難しいが、こんなところで検索の上位に入っているとは。うれしいような、恥ずかしいような複雑な気持ちだ。
読み返してみても、2年前と今とで、意見は変わらないので、自分自身としては妥当な内容だと信じてはいるが、現実を知らないオヤジの戯言に見える向きもあるのかな?などという思いもふとかすめる。
インターネットに、様々な意見や思いを披瀝していくことで、少しだけ社会参画しているような錯覚を覚えるのだが、ある程度読んでもらえていれば、それもあながち、全くの錯覚とは言い切れないだろう。ふと、自分流で、地道に書き続けていくことのよりどころを見つけたような気になった。・・・・話題は話題なのだがね。