由比敬介のブログ
ドック・サヴェジ
ドック・サヴェジ

ドック・サヴェジ

 1970年代のハヤカワSF文庫に「ドック・サヴェジ」という超人が主人公の作品があった。オリジナルはケネス・ロブスンという作家の作品で、いかにもアメコミの原作という内容だった。翻訳は3冊が出ていた。「ブロンズの男」「魔島」「死の胡蝶」である。訳者は、スペースオペラと言えばこの人という野田昌宏氏。
 今では書店で見る影もない。絶版中である。
 原作は1930年代から40年代にかけての刊行で、100編以上出ているはずだ。
 人気が出なかったのか、日本では3冊だけだったが、私は非常に好きなのだ。
 ドック・サヴェジはブロンズの肌を持ち、超人的な体力を持った科学者だったと思う。一癖もふた癖もありそうな部下が何人かいた。世界各地を舞台に大活躍をするのだ。
 ペリー・ローダンもそうだが、こういう作品を読むためにはほとんど言語で読むしかない。ローダンはそもそもドイツ語なので、ハナから諦めているが、ドック・サヴェジは英語なので、あるいはがんばればどうにかなるかも知れないとは思うのだが、辞書首っ引きで読むだけの体力も時間も、今の私にはない。
 それに確かに好きで読みたいが、同じ努力を払うなら、恐らく他の作品に手を出すだろう。
 復刊ドットコムを見ても2票しか入っていない。まあ、のっけから諦めてしまう。恐らくその程度の認知度だからだ。それに、読みたいのはこの3冊ではなく、それ以外の新訳だから、復刊になってもあまり意味はない。実家に帰ればたぶんあるし・・・・
 こんな風に、読みたくても読めない本というのは多くの人が持っているだろう。オンデマンド時代には、多分すぐに読めるという風になるのだろうが。それでも翻訳となるとそうはいかないのだろう。機械翻訳がどれほど進化しても、なかなか文学の翻訳となると難しいに違いないからだ。もちろん無理ではないだろうが。
 ローダンの1000話移行と、ドック・サヴェジの翻訳されたことがないお話しの多くを読んでみたいなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です