源義経

 NHKの大河で「義経」が始まった。
 NHKの大河は、戦国時代と鎌倉時代は何となく視聴率が取れていそうな気がする。だからこそ、信長、秀吉、家康、義経という武将(が登場する)物語は、非常に多いのだと思う。
 データベースで秀吉が出てきた大河ドラマというのがあったが、「太閤記(’65)」「天と地と(’69)」「春の坂道(’71)」「国盗り物語(’73)」「黄金の日日(’78)」「 おんな太閤記(’81)」「徳川家康(’83)」「独眼竜政宗(’87)」「武田信玄(’88)」「春日局(’89)」「信長(’92)」「琉球の風(’93)」「秀吉(’96)」「毛利元就(’97)」「葵 徳川三代(’00)」「利家とまつ(’02)」とある。家康にまで幅を広げると、当然もっと多い。「宮本武蔵」なんかも入るはずだ。
 同様に義経は「源義経(’66)」「新・平家物語(’72)」「草燃える(’79)」「炎立つ(’93)」「義経(’05)」
 両方足すと、大河全体のほぼ半分になる。驚異的なことだ。
 私は大河ドラマをそれほど昔から一生懸命観てきた方ではないので、実はよく知らず、「真田太平記」なども大河ドラマだと思っていた。もちろん、内容は大河ドラマだが、あれは、水曜時代劇というやつだそうだ(当然これにも秀吉は出ている)。
 もちろん、秀吉は出ていても、ほんの脇役という作品は少なくない。それよりも、明らかに秀吉が主役のものだけでも3本ある(「おんな太閤記は」ねねだが、これも入れて)。見方によれば、「利家とまつ」も、相当に出番は多い。
 この偏り方は尋常ではないが、それだけ日本人が戦国時代好きと言うことだろう。平家と源氏の争いも、結局は戦国時代的だ。しかも、信長、秀吉、義経というのはかなりヒロイックだ。自ずと活劇的で面白い。
 清盛を主人公に置くより、義経を置いた方が当然かっこいい。判官贔屓と言うことだけではなく、義経が持つ強さは、信長や秀吉に通じるものだ。そういう意味では、頼朝は家康的で、動の面白味に欠ける。
 大河の「徳川家康」は、山岡荘八の長い作品をドラマ化した物だが、当然仏様のような家康像ができあがっている。だが、多くの場合家康は、それほど良い描き方をされない。同様に、頼朝もまた、鎌倉幕府を開いた将軍だが、弟・義経を死に追いやった男として、描かれることが多い。「忠臣蔵」と同じくらい、片方よりだ。もちろん、家康や頼朝が吉良上野介のように描かれるということではない。ただ、実際の上野介は名君であったらしいし、家康や頼朝だって、きっと優れた武将であったに違いない。
 血腥いローマ皇帝のようではなかったはずだ。
 今回のドラマでは頼朝は中井喜一がやるらしい。そう言えば、「武田信玄」は中井だった。
 今回は宮尾登美子の原作のようなので、村上元三のものや、吉川英治の「新・平家」とは違った作品になる感じはする。
 取り敢えず楽しみだ。
 「新撰組」は「新撰組」というだけで興味が全くなかったのだが、今回は観てみようと思う。

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