フランスの作曲家 ヴァンサン・ダンディによる3楽章のピアノ付き交響曲だ。交響曲と書いていなければ、一見協奏曲だが、一応交響曲。
一番最初に聴いたのは大学生の時だから、ずいぶんと前の話になる。確か、シャルル・ミュンシュのレコードを買った。ピアニストは調べてみるとシュバイツァーという女性のようだ。
ダンディはフランス人なので、フランス語表記だと「Vincent d’Indy」ど・あんでぃをリエゾン的に読んでいるのかな?とか勝手に思ったりする。
原題は『Symphonie sur un chant montagnard français』
「フランスの山人の歌による」というだけあって(とはいえフランスの山人の得体が知れないが)、何となく民謡っぽいメロディを、洗練させてみましたみたいな雰囲気が漂っている。そしてそれが小気味いい。
牧歌的なメロディで始まる第1楽章と、跳ねるようなピアノをバックに、キャッチーなメロディをオケが奏する第3楽章が特に面白い。
しかし改めて別の演奏を探しても、せいぜいオーマンディのCDくらいしか出てこない。YouTubeにはペーター・マークのものがあったが、ミュンシュにオーマンディって・・・・ずいぶん前に他界された指揮者ばっかで、最近の人は演奏しないのかな。試しにHMVで検索したら、クリュイタンスが出てきた。全部故人かよ!
ただググるとHMVのデュトワとかフィストラーリとかも出てくる。どうなってんだ?HMVの商品検索って??
しかしそれでも生きているのはデュトワばかり。
最近流行らないのかな。楽しい曲なのに。