今朝早くに地震があった。私はまだ起きていた。・・・もうではない。びっくりした。
いつになく大きな地震で、初めて棚から物が落ちてきた。確かに乱雑に乗せていたし、落ちてきたのは空箱だったりしたが、記憶にあるうちでは、棚から物が落ちる地震というのは覚えがない。
テレビをすぐ付けた。NHKは地震速報を流していたが、他のチャンネルはスポーツニュースなどをのんびりやっていた。その程度の地震ではあった。ただ、震源に近いところでは、そうでもなかったようだ。
震度3。それが画面に出た数字だった。
おいおい、これで震度3かよ。じゃあ、この間の震度6っていう新潟の地震はどれくらい揺れるんだ?というのが最初の感想だった。
しかし、体感する震度3は、これまでもあったはずだが、昨日のはでかかった。それでも3だ。震度4でも結構怖いな。
東海や、関東当たりに地震がくるくると言われていたのは、私が子供の頃からだ。「地震列島」や、「日本沈没」という映画は70年代の作品だ。その後、大きな地震は起きていない。
阪神・淡路大震災を始め、十勝沖や宮城沖、鳥取、今度の新潟など、関東以外では、この数十年間に大きな地震がいくつも起きている。そもそも日本は、火山列島であり、太平洋プレートが沈み込む、まさにその場所に位置している。
世界的に見れば、トルコなどは年中大きな地震が起きている気がするし、元々地球は活発に動いているから、本当に大きな地震がいつ起きても不思議ではないのだ。
地震はまさに唐突で、その唐突さも恐ろしさの一つだ。昨日はまさにそれを実感した。「あ、地震だ」と思うのはさほどではない。そこから徐々に揺れが大きくなり、あれれ・・・と思っていると、隣の部屋から物が落ちた音がした。震度6とか7が来たら死んじゃいそうだと本気で思った。
と言って、何ができるわけでも、何をするわけでもない。
なんかこういう、大自然の不思議の上に生きているのだな、という実感があった地震だった。