無性にパリスが聴きたい。特にそのセカンドアルバムが。
と言ったところで、多くの人がパリスなるバンドを知らないと思う。インターネットで検索しても「パリス」というバンドはほとんど出てこない。
フリートウッド・マックと言えば、結構多くの人が懐かしく思い出すに違いない。
ミック・フリートウッド、ピーター・グリーン、リンジー・バッキンガムなどが板が、その中にロバート(ボブ)・ウエルチという人がいた。後にソロで、「フレンチ・キス」というアルバムをヒットさせたが、彼が、マックをやめて作ったのがパリスというバンドだ。
ファーストアルバムは「Bigtown2061」だったかな?そんなタイトルのアルバムで、レッド・ツェッペリンの真似っこみないな事も言われた。確かに中に「Black Book」なんていう曲があって、「Black Dog」みたいだったような記憶もある。
ところがセカンドアルバムは、うってかわってポップな仕上がりで、私はこれが大好きだった。特に、「青ざめた馬乗り(Pale Horse Pale Rider)」という曲が好きだった。当時はハード・ロックと言われていたようだが、どう聞いても普通のポップスだった。軽快だったし。
レコードがCDに変わり、古いレコードのほとんどを処分したときに、そのアルバムも売ってしまった。どうせCDで買い直すと思っていたからだ。
ところが、今に至るまで、1回もCD化されていないのだ。ファーストは何回かCDになって、確かCDの棚のどこかにあるはずだ。ところがセカンドは、一向に出ないどころか、海外のショップで探しても見あたらない。ごく希に、国内で手に入らないものは海外から買ったこともあるが、出ていないものはどうしようもない。
発売元は東芝EMIでレーベルはクリサリスだったと記憶している。レコード売らなければ良かったな。
実はレコード売らなければ良かったのにもう一枚ある。ただこちらは、タイトルもアーティストもうろ覚えで、検索が出来ない。
逆にレコードを売らなかったおかげで聴けたのは(サンプル盤だったからと言うのがあるが)、バンド名は忘れたが、サザンロックのグループだ。レーナードスキナードばりのギターで、もっとハードだった。でもまあ、アメリカで探すとこんなバンドは腐るほど、当時はいたに違いないが。
いずれにしても、ああ、パリス聴きたい。
ニュアンスは違うでしょうが、たった1曲しかヒットしなかったとか日本でしかヒットしなかった、と言ういわゆる「一発屋」って居ますよね。ポップスの業界では意外に多く、とうていCD化されそうもない曲って多いんです。
何枚かはまだEPやLPを持っているので、ちょっと手間かけてデジタル化すればいいのですが、なかなか都合がつかなくて・・・。それに加え、カートリッジを選びたいとか、アンプはどこそこのメーカーにしたいとか、変な邪念が増大したりで・・・<汗。