由比敬介のブログ
カトリーナ
カトリーナ

カトリーナ

 カトリーナという名のハリケーンが、アメリカを襲って、甚大な被害を与えた。一時期、風速70メートルと発表されていた。これは、日本に来る台風の、「猛烈な台風」という最大の表現を超えるものだという。
 先日来た11号が、三宅島だったか八丈島だったか忘れたが、瞬間最大風速57メートルというのを記録したらしいが、70メートルというのは想像が付かない。
 そもそも、アメリカの大西洋岸で発生するのがハリケーン、インド洋がサイクロン、東シナ海から太平洋で発生するのがタイフーンだ。それぞれ、熱帯性の低気圧が発達して、暴風雨が33メートル以上のものを指すらしい。
 台風という字は元々颱風と書くらしいが、語源はタイフーンと言うことだという。何となく台風先にありきで、英語のタイフーンができたのかと思っていたが、どうやら逆らしい。台風という言葉が使われ始めたのは大正時代からだという。
 昨年は台風の当たり年で(どこかで書いたが、この当たり年という表現は、本来的な使い方としては間違いらしい)、沢山の台風が日本を縦断して被害をもたらした。今年はまだ少ない。最も、沖縄地方では、毎年変わらないのかも知れないが。
 今年は既に2つの台風が関東を直撃している。但し、千葉県の辺りをかすめるだけで、東京直撃と言うことはない。高気圧の位置とか、もちろんあるのだろうが、何となく、ヒートアイランドのような都市型の気温異常が、台風の進路を変えているように見えてしまう。
 よく昔の東京は寒かったというが、確かに子供の頃は今に比べて雪の日も多く、冬は寒かった気がする。同じように、強い台風というのは昔の記憶に多い。地方によって違うのだろうが、私は埼玉出身で、東京とそれほど違わない気象条件だが、昔に比べると、台風による嵐というのは減っているような気がする。
 ハリケーンは世界的なこの熱帯性低気圧の発生件数としては、太平洋に比べて少ないらしい。しかし、規模を考えると、はるかに恐ろしい。
 地震、雷、火事、おやじというが、台風も十分恐ろしい。

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