テレビで、豆まきが日本全国一緒でないことを知った。
北日本では落花生を撒くらしい。ピーナッツではなく、殻付きと言うことだ。合理的ではある。
辞典で調べても、「炒り豆」というような表現があるから、主流は大豆に違いない。
まあこういうことは、時代が下がり、どんどん地方と都会、東西南北の交流が進めば、自ずと混ざり合い、何となく全国同じようなことを行う用になるのだろう。太巻きの寿司を食うなんていうのは、誰が始めたかは知らないが、元々関西の風習だが、そんな風習を、寿司屋が黙って見過ごすはずもない。
バレンタインデーが菓子屋の策謀なら、丸かぶりは寿司屋の策謀に違いない。とはいえ、節分の豆まきが、豆屋の企てとは到底思えない。
つまりは世知辛く、資本主義社会が生み出したものは、商業的意味を持つ伝統と言うことなのかも知れない。あたかも、それが風習や、ありがたいもののように、そのうち感じられてくるのだ。
人間て面白い。