「ウソ読みで引ける難読語辞典」という本があるらしい。
「ウソ読み」というのは、読めない感じを当てずっぽうで読む場合の読みのようだ。その場合の索引が「ウソ読み索引」として付属している。
ここ
にその索引の一部がある。
確かに最初の「嘸(さぞ)」が読めない。が、どうしてこれが「ああ」なのかの方が気になる・・・まさか「ああ無情」辺りからの連想か・・・・?そんなわけないか。
2番目の口偏に愛なんていう字は全く読めない。
また、地名の愛子(あやし)なんて、東国原より読めない。宮崎の地名らしい。
蒼穹を「あおぞら」と読むのは、よくマンガなどである「当て字」のせいだろうか?読みとは関係なく意味を当てていくアレである。しかし、意味があっているということは、繰り返していけば、それが読みとしていずれ成立するということにならないだろうか?
襖の「あお」は、そちらの読みの方が知らなかった。
赫々「かっかく」も知らない漢字だ。赤四つだから相当赤いぞ。
「祟る」を「あがめる」は、反対語ではないとしても逆のベクトルを向いて入るなあ。
苦汁を「あく」というのは何か解る気がする灰汁・・・・かいじゅうだものな。
跪くも躓くも「あがく」というのも何となく解る気がするが、それに挟まれた足偏に腕の右側のような字は何と読むんだ?・・・解らない。
魚の間八がこういう字だというのは始めて知った。・・・魚編じゃないんだ。
この1ページ見ているだけでもだいぶ楽しい辞典だが、1ページだから楽しいっていうのもあるな。
特に地名は人名と一緒で、読めなくても仕方ない気がするし、秋沙(あいさ)何て、辞書で調べても、
だから何?という感じだ。野鳥の会でもないと、興味は持てない。初めてであった字だし。
1ページ見ただけでも、特殊な言葉は結構多い。地名や、鳥や魚、特殊な業種でしか使わない言葉などだ。それらの歴史に裏打ちされた言葉は、一般的には知識として必ずしも必要ないし、一回覚えても、割合すぐに忘れてしまうような木がする。
最近漢字検定などが大流行のようだが、読めないより読めた方がいいけど、過度に知っている必要もない。
紅絹(もみ)を知らなくても、あるいは一生出会うことがない人の方が多いに違いないからだ。