由比敬介のブログ
ペリー・ローダン1
ペリー・ローダン1

ペリー・ローダン1

 自分の周りで、ペリー・ローダンと言って解る人は数少ない。私自身が教えたので知っている人は別だが。
 ペリー・ローダンは毎月、非常に多くの書店で平積みされる。文庫である。なので、多くの人が一度は目にしていて、「ああ、あれね」と、言われれば判るかも知れない。ただ、それだけ平積みされ、いまだに発刊が続いていると言うことは、現実に売れているということで、いかにも不思議な現象だ。
 確かにこれから読もうと思っても気後れするだろう。
 ペリー・ローダンシリーズは、日本では1971年に第1巻が発刊されている。私はこのとき中学1年で、まだ存在すら知らなかった。私が初めてその存在を知ったのは、74,5年の頃、高校へ入ってからだった。当時既に、10巻以上が発刊されていた。
 私は第2巻の「銀河の神々のたそがれ」を購入した(銀河帝国の興亡といい、私は1巻を読むのが苦手だったようだ)。ただ、この2巻と続く3巻「ミュータント部隊」のおかげで、私はこのシリーズの虜になったのだ。1巻から読み始めていたら今まで読んでなかったかも知れない。
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 ローダン・シリーズは現在翻訳で300巻を超えている。日本版は、2話で1巻なので600話を超えたところだ。ただ、原作は61年のデビューから週間ペースで発刊が続いているので、既に2,200話を超えて、今なおハイペースで続刊中だ。日本版はこの夏から、毎月発刊にスピードアップした。それでも年に24話、今原作が大団円を迎えたとしても、翻訳が追いつくまでに70年近くかかる。最近判った最長寿のおばあちゃんの年齢まで生きて、ようやく読める量だ。原作がここらで終わるなどという様子は全くないので、まず無理だ。
 正直、このためにドイツ語を勉強しようかと思った頃もあった。しかし始める前に挫折した(挫折とは言わないかな)。ドイツ語のできる奥さんでももらって、寝物語に読んでもらうのがいいかもしれない。
 知らない方は、どんな話やねん?と思われるかも知れない。2,000以上もの話を書けるかとか。要は、栗本薫が20人以上いて、みんなで「グイン・サーガ」を書いているとか、そんな感じだ。複数の人間が回し書きをすることで、続いている。しかも主人公のローダンを始め、中心的な人物が不死身と来てるから、なかなか話が終わらない理屈だ。
 こういう書き方をしてしまうと身もふたもないが、実は単純なスペースオペラでもない。SFが持っているあらゆる要素を詰め込んだと言っても過言ではないのだ。小説としてのデキという面では、作家によってばらつきがあるのはやむを得ないが、トータルで考えた場合、やはり図抜けたシリーズなのだ。
 
 ストーリーなどに関してはまたいずれ。

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