焼きそばというのはやはり中国料理由来だろうが、そういう意味では炒麺、炒めた麺と言うことだろう。「焼き」というより解りやすい。
焼きそばにはいろいろ種類がある。最もポピュラーなのはソース焼きそば。焼きそばの定番だ。それ以外に、あんかけ焼きそば、上海焼きそばといった辺りが、いわゆる焼きそばの種類だろう。
中国料理店で焼きそばと言えば、あんかけで、肉や魚介、野菜など沢山の具があんかけになって乗っている。味のベースは醤油系がポピュラーだと思うが、時々塩味の物もある。麺は一般的に両面を多少焦げるくらいに焼いて、中は柔らかい。時折堅麺(揚げてある)の物もある。これは皿うどんもその系統だと思うのだが、あれはあれで美味い。というか、個人的には皿うどんの方が好きだったりする。
上海焼きそばは、塩味が一般的だが、時々醤油味っぽいのもある。いわゆる炒めそばだ。ソースで味を付ければソース焼きそばかというとそうでもない。やはり具が豪華だ。
いわゆるソース焼きそばは、豚肉とキャベツ、時にはもやしやニンジンが入ることもあるが、王道はキャベツと豚肉という気がする。夜店の屋台などが人気があるが、町の中華屋のソース焼きそばが美味しいところが多い。これは多分、中華スープを使うからだ。上に書いたソース味の上海焼きそばと言うことになるかも知れない。
焼きそばはカップ麺でも人気がある。ペヤング、一平ちゃん、UFO、日清のソース焼きそばなど・・・・だが実は、乾麺のソース焼きそばが意外にうまいのだ。フライパンにお湯を入れ、両面を茹でるようにしてふやかし、炒めた後、ソースをかけるのだが、恐らく、カップ麺と違うのは、炒めるという動作が入るところだ。この一手間がカップ麺よりも袋の焼きそばが美味しい原因だと思う。そう、私はカップよりも袋の方が好きだ。しかも安い。一挙両得。
明日の昼は焼きそばか皿うどんにしよう。