サンドウィッチの語源は意外と有名だが、そもそも18世紀にサンドウィッチ伯が思いついた料理であるはずもなく、綿々と古くから作られてきた料理を、カードゲームをやり続けたいという、まことに怠惰な理由で有名にした男の名前が冠されたというに過ぎない。
パンに何かを挟んで食べるというサンドウィッチから、何かに挟まれることをサンドウィッチ状態と言ったり、××と○○でサンドにする。みたいな表現を使う。
たまたま今日、サンドウィッチを、パンが余計だとオープンサンドにして食べているのを見て、挟んでないのだから何で「オープン」「サンド」なんだ?という疑問を持った。サンドの片側を開けているからオープンなのだろうが、三角をオープン四角とは言わないように、オンザパンとか、何か言いようが・・・・・
などと考えて、はたと思った。
そもそも挟んでいるからサンドウィッチなのではなく、パンで挟んだ料理を食っていた親父がサンドウィッチだからサンドなので、逆なのだ。
オープンサンドは確かに、サンドウィッチの片側がオープンだから、「挟む」という意味ではないわけだ。
言葉というのはややこしい。
英語の辞書で挟むと引くと、例えばパンにハムを挟むでも「put ham between slices of bread」と出てくる。つまり、できあがったものはsandwichでも、日本語のように「sand ham between・・・」なんてあまり言わないのだ。sand は砂か、フランスの作家だ。ただ動詞として、sandwichという風にして挟むと使うことはあるようなので、「sandwich ham between・・・」と使うことは可能なのかも知れないが、これなら「ham sandowich」と言えば済むことで、やはり表現としてはおかしいのかも知れない。
とにかく、こんな些細な言葉一つでもどんどん変化しているのを感じる。実際に今後、聞いて解らなくなるくらいに言葉が変化してしまうまでには何百年必要なのだろう?
オープンサンドか・・・
お、おもしれ~。ほんと、勉強になりまっす・・・
ちなみに一番好きなのはカツサンドです。
ソースが浸みたパンとキャベツが、何とも言えません。
でもカラシがちょっと苦手でして、カラシ超少なめで
お願いしま~す、って違いましたね。退散