昨日の続きのようだが、Youtubeに対して選挙管理委員会が掲載された政見放送の削除を求めたという。
これは外山恒一のものだが、過激というか荒唐無稽というか、まさにエキセントリックではあるので、投稿されたものだろう。
さて、削除依頼の理由がちょっと引っかかる。政見放送は、公職選挙法で回数が定められており、不公平だというのだ。
そもそも、限定された時間に放送される政見放送は、偶然か、よっぽど興味を持って見ようとしなければ、特に地方選挙などの場合、見逃す。回数も決して多いわけではない。
インターネットの普及率もこれだけ上がっている中、選挙委員会が選挙期間中、ストリームで流すくらいの事はして欲しい。
不公平といえばむしろ、特定の候補者しか放送しないマスコミの報道の方が不公平だ。但しこの不公平は、必ずしも公平な報道を、国民も求めているとは言えないので、やむを得ない側面はある。
選挙が大切だの何だのといいながら、投票率を上げるために行われているのは芸能人を使ったCMだったりする。
ネット上で、個々のホームページではなく、選挙管理委員会が、立候補者の経歴だけでなく、マニフェストや政見放送を、いつでも自由に見られる環境を整えることの方が、より公平性も保たれるし、見たいときに見られる。
選挙に行って欲しいのなら、行く側の立場に立った選挙改革が必要だ。いつまでも古い公職選挙法で時代にそぐわないやり方は変えていくべきだ。
ポスターをぺたぺた街角に貼ったり、フリーペーパーまがいのものをポスティングしたり、それもなくなりはしないだろうが、数を減らして、その分をインターネットに回すべきだ。
インターネットを使えない人もたくさんいるだろうが、使える人には非常に便利なわけで、少なくともその流れが逆行することはあまり考えられない以上、一日も早く、選挙運動に無駄なお金が、少しでもかからなくなるように、ネットワークを利用してもらいたいものだ。
・・・・といっても、お役所のコンピューター関係の予算を見ていると、とうてい世間相場でそれらのことができるとは思えないんだ名これが。ホームページだけで何千万もかかるなんて、考えられないからな。少なくとも現在の機能くらいじゃ・・・・