由比敬介のブログ
青葉の店主
青葉の店主

青葉の店主

 中野のラーメン店「青葉」の主人が、秋葉家の店主に暴行され、監禁されたという。
 たかがラーメン、されどラーメンというお話しなのか。
 青葉は前を通ったことがあるが、実は食べたことがない。いろんなところで露出され、さぞや美味いのだろうと思うのだが。きっと今度の事件でまた人気が上がり、並ぶようになりそうだから、また食べにいけない。
 しかしそれにしても、ラーメンというのは奥深いものなのだな。私は食事は、大分気分が左右すると思っているので、誰と一緒に食べるかとか、その時の体調や、気持ちによっても味は変わってくるのではないかと思う。また、慣れという問題もある。
 だから、「美味しんぼ」などで見るような、味の世界は半分はまやかしだと思っている。誇張といった方が言葉が柔らかい。
 例えば、旅行先の港近くで食べる魚は、取り敢えずほとんど美味しい。ここで不味いものを出された日には、旅行が台無しだ。
 以前北海道の網走で、有名な地元料理の店へ行った。珍味を出してくれるところだ。珍味は必ず美味しいわけではないので、個人的にはそのいくつかは口に合わなかった。それでもそこでしか食べられないようなものを食べて、取り敢えずは満足した。
 多分それが好きな人には答えられない美味しさなのだ。
 味の半分は好みと関係している。私はそう思っている。
 青葉のラーメンが指示されているのは、好みに合う人の数が多いからだろう。秋葉家の店主も、その程度に考えて、むしろ自分が教えたのなら、それを誇りにしていれば、こんな事件も起こらなかっただろうに。

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