先日、バーモントカレーの中辛というのを使ってカレーを作った。
普段はジャワカレーを使うことが多いのだが、一緒に食べる人間が辛いのがだめなので、甘めのルーを使ったのだ。これが意外に美味しかった。
最近の世の中の傾向として、比較的辛いものを礼賛する傾向があるように思う。
東南アジアや韓国などの元から何でも辛いと思えるような国の料理ばかりではなく、何かと辛い物が好きな人が結構増えているように思う。カレーなども、何十倍という辛さの基準としては想像でカバーできないような単位で辛さの度合いを増やしていくシステムがよくある。
私もこれまで、カレーは多少辛くないとと思っていた。
しかし、辛くないカレーもまた旨い。
元々、まずいカレーなどないというのが信条だが(あることはあるはずだが)、このバーモントカレーのうまさは、このカレーが長い寿命を保っていることの裏付けだなあと思った。それでも、甘口が変えなかったのは、なかなか私の気の弱さなのだが、次回はきっと甘口をかってトライしてみようと思う。