由比敬介のブログ
文学・日本語
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純文学

 純文学という言葉を広辞苑で引くと2つの意味が載っている。    ①広義の文学に対して、美的情操に訴える文学、すなわち詩歌・戯曲・小説の類をいう。    ②大衆文学に対して、純粋な芸術を指向する文芸作品、殊に小説。  一 …

反対語

 反対語というタイトルで、カテゴリーを文学というのもどうかと思うが、まあいいだろう。  友人とコーヒーを飲んでいて、砂糖の話になり、「甘いの反対は何か」ということになった。「辛い」だと思われるが、では酸っぱいの反対は何か …

飢餓海峡

「飢餓海峡」を最初に知ったのは、確か映画だったが、見たわけではなく、小説から入った。水上勉という作家は、私にとっては全く未知の作家で、イメージとしては、私が余り馴染まない日本文学の作家というものだった。  私がそれを手に …

氷点

 三浦綾子の「氷点」が好きだ。とても良くできた小説だ。  小説が持っているセンス・オブ・ワンダー(これはSFのための用語だが)を、あれほど強く意識させられる小説はない。  陽子という無垢なキャラクターに「私の心にも氷点が …

巌窟王

 最近、「巌窟王」というアニメを夜中に放映している。「巌窟王」と言えば、言わずと知れたアレクサンドル・デュマの小説「モンテクリスト伯(Le Comte De Monte Cristo)」の邦訳タイトルの一つだ。 日本では …